こんにちは！
今回は山形新幹線のＥ３系に関する話題を書いてきたいと思います。山形新幹線では来年度からE8系がデビューし、順次E3系は置き換えられていくことになります。E8系のデビューは来年度からとなりますが、E3系の廃車自体は今年度からスタートする予定になっています。実はE3系について、今年度、7両が廃車となる予定となっていることが労働組合の資料から判明しています。7両ということは、E3系１編成分なので、今年度はE3系１編成が廃車になる見込みです。この計画について私のブログでも今年の3月に紹介していました。
e231211.hatenablog.com
当時は廃車になる編成はまだ分かっていないような状況でしたが、最近の動向を見ていると、廃車になる可能性の高い編成が分かってきました。その編成というのが、E3系1000番台L55編成です。
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E3系1000番台
まず、E3系には古いタイプの1000番台と、少し新しいタイプの2000番台の2種類が存在します。1000番台は3編成、2000番台は12編成在籍しています。1000番台にはコンセントが設置されていないなど、2000番台と比べて多少グレードの下がる内装となっています。このうちの1000番台に属するL55編成の可能性が高いということです。なぜこの編成が廃車となる可能性が高いのか、これは二つの情報から分かります、まずは、1000番台３編成を並べた撮影会の実施案内のPDFに記載されている文章です。
https://www.jreast.co.jp/press/2023/sendai/20231106_s01.pdf
E3系1000番台を３編成並べた撮影会を実施するとのことなのですが、このプレスリリースに「E3 系 1000 番代を 3 編成並べた最初で最後の撮影会イベントです。」といった記載があります。このような記載があるということで、なんだか近いうちの引退を示唆するような内容になっていますね。この文章から、今年に廃車になるE3系1編成は1000番台の可能性があるのではないかと推測できるわけです。
ここで、E3系1000番台の検査期限を見てみます。L53編成は2021年、L54編成は今年の4月に検査を通過しており、これらの車両は来年度まで活躍できます。（新幹線の検査周期は約3年です。）ところが、L55編成に関しては、2020年12月の検査となっており、こちらについては検査期限ぎりぎりになっています。今年の夏ごろに一時運用離脱をしていたようなので、多少の延命は図れるのではないかと見ていますが、それでも来年度までは持たないぐらいの検査期限となっています。
このように、Ｅ３系1000番台の撮影会の文章、そして検査期限を踏まえると、やはりL55編成が廃車となる可能性が高いのではないかと思われるということですね。
JR東日本がこのタイミングでE3系1000番台に関するイベントや情報発信を積極的に行っています。あまり話題になっていないのですが、JR東日本の公式YouTubeにE3系1000番台のポイント紹介（かなりマイナーなポイントまで紹介されています）動画まで上がっているのです。
www.youtube.com
ここまで1000番台を猛プッシュしていることと、L55編成の検査期限が迫っていることを考えると、やはりL55が一番怪しいのではないかと思ってしまいますね。
ということで、怪しいかもしれないL55編成。記録をしたい方はお早めにどうぞということですね。仮にL55ではなかったとしても、今年度中に廃車が発生するのは間違いないことですので、撮影しておく方が良いのかと思います。
今回はE3系に関する記事でした。
最後までご覧いただきありがとうございました！
