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今回は、651系に関する記事になります。もともとは常磐線特急として活躍していた651系。現在は、基本編成が高崎線の特急として活躍していますが、付属編成を中心に廃車になった編成も多数存在します。今回は、そんな651系の廃車・過去の改造歴について、簡単にまとめていきたいと思います。
651系全体の製造数は…
まずは、651系全体の製造数から、数える必要があるでしょう。651系は基本編成（7両）、付属編成（４両）ともに9編成ずつ、計99両が製造されました。付番としては、基本編成がK101～K109編成、付属編成がK201～K209編成です。
それでは、上記の車両たちが、その後、どのような経歴をたどっていったのか、廃車は何編成なのか、１編成ずつ見ていきましょう。
【基本編成】※現役は赤
K101→OM201（2014）【現役】
K102→青森疎 開→復活（編成番号変わらず）→OM207（2018）【現役】
K103→勝田波動用（編成番号変わらず）→【廃車】（2019）
K104→OM202（2014）→【廃車】（2022.4）
K105→勝田波動用（編成番号変わらず）→【廃車】（2018）
K106→OM203（2014）【現役】
K107→OM204（2014）【現役】
K108→OM205（2013）【現役】
K109→OM206（2013）【現役】
残存数：４２/６３
【付属編成】
K201→勝田波動・普通用（編成番号変わらず）→【廃車】（2020）
K202→原ノ町被災（2011.3.11）→【廃車】（2016・現地解体）
K203→【廃車】（2013）
K204→疎開（青森）→【廃車】（2015）
K205→勝田・普通波動用（編成番号変わらず）→【廃車】（2020）
K206→OM301（2014）→IR01「伊豆クレイル」（2016）→【廃車】（2020）
K207→青森疎開→【廃車】（2019・現地解体）
K208→OM303（2014）→【廃車】（2017）
K209→OM302（2014）→【廃車】（2017）
残存数：０/３６
基本・付属合計：４２/９９（残存率42％）
このようになっています。
付属編成は１編成も残存していません。651系は、常磐線特急を撤退後主に３つの動きに分かれました。まず一つが高崎線特急への転用です。基本編成は、K103とK105を除く全編成が、付属編成は３編成がこの動きとなりました。二つ目は引き続き勝田車両センターに所属し、波動用車両としての活躍です。この活躍はE653系の再転用により、既に終了しており、波動用だったK103,105,201,205が廃車となっています。三つめは疎開・解体といった流れです。特に付属編成はそのまま廃車となることも多くなっていました。こういった中で、現在では高崎線特急に転用された基本編成が１編成を除いて現役となっているのみで、他路線での活躍は終了してしまいました。高崎線特急での活躍もそう先が長くないと噂されており、今後の動きに注目です。
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