てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【新アニポケ】「リセットなし」から感じる新無印の可能性

こんにちは!
今回はアニポケに関する記事です。今回何を書いていくのかというと、22話まで見て感じた新アニポケの全体的な感想を少し語りたいと思います。
新アニポケを見ていて感じるのは、何もかもが新鮮だということ。今までの作品とは全く違うアニポケになっているかと思います。
前作のサンムーン、あのシリーズも相当作風が変わっていましたよ。旅をしないで学校に行くことやジムバトルが無いという点で、初代からXYまでの当たり前を覆していたと思います。ただ今作はさらにこれまでの当たり前が通用しなくなっていると感じます。言ってしまえば、サンムーンで土台を作り、新無印で完成したそんなような気がするんです。
今作の異例な点を挙げるとすれば、

・冒険の舞台がガラル地方ではなく、全地方であること
・男の子二人によるW主人公であること
・旅をせずに、研究所暮らしであること
・サトシリセットが行われていない事(新人トレーナーに逆戻りするような手持ちでもバトルでもない)
・ヒロインの絡みが少ないこと

代表的なものを上げるとすれば、この辺りでしょうか。
特に1番目は前代未聞ですよ。ゲームと同じ地方にサトシはいるというのがこれまでの当たり前でしたから、その当たり前を覆した衝撃は大きいものです。
そして、上にあげたことの中で特によいと思うものについてですが、サトシのリセットがなくなっているのは本当にいいことだと思っています。今作のサトシはあくまでも、アローラリーグを優勝したサトシの続きのお話が描かれているんです。変わらないサトシによるお話ですから、サトシはある程度の実力者として扱われているし、ゴウの先輩的な役割でもあるんです。この姿を見れるのが本当にうれしいんですよね。
今作のサトシはゴウへのさりげないアドバイスにこれまでの経験が詰まっていることが分かるんですね。ゴウが気付かないことをサトシは過去に経験しているから気づき、教えてあげるサトシの先輩らしさ…この姿を見るとこれまでの冒険をリスペクトしていることが伝わってくるんです。これまでのサトシと繋がっているから、これまでのシリーズのサトシの姿を見てきた身としてはうれしい気分になるし、サトシの成長を感じることが出来ます。その先輩らしさや成長を感じるのはやっぱり新人トレーナーのゴウがいるからこそなのですね。そうなるとW主人公はもちろん新キャラ登場のためでもありますが、サトシの先輩感を出すうえでも役に立っているのかと思います。

サトシのリセットを行わなかったというのは、今シリーズの一番の評価点であると思っていますし、富安さんのサトシへの愛を感じるところでもあります。多分、監督としては、優勝させるほど思い入れの強いアローラサトシをゼロにはしたくなかったのだと思います。このようなこれまでの慣習にとらわれないアニポケのスタイルというのは、これからもポケモンの放送を続けていくうえでとても良いことだと思います。新無印からの大幅なキャスト変更も、いい意味で過去の慣習にとらわれないアニポケを作る決め手となったのでしょう。慣習にとらわれない新アニポケ…22話まで見てきてとても面白いと思っています。

リセットが行われなくなったからこそ、近日には過去に戦ったライバルとして、コルニが再登場できるわけです。このコルニの再登場で新アニポケの大きな可能性を感じました。やろうと思えば、過去作と連動するお話も描けるのですね。特に今作はサトシはワールドシップスチャンピオン出場ですから、そのバトルで過去に登場したライバルと再選するという面白い展開にも、もっていきやすいと思うのですよ。ですから、個人的にどこまでやってくれるのかとても楽しみなんすね。コルニの再登場は新アニポケに大きな可能性を感じましたし、本当に何でもできるんだなと驚きもしました。20数話の時点であっと驚かせてくれるような演出をしてくる新無印ですから、今後が本当に期待できると思っています。

そして、上の異例な点で挙げたヒロインコハルとの絡みの少なさ…この点もこれまでのヒロインとは違った面白いストーリーが待っているんじゃないかととても楽しみなんですね。セレナでの前例があるように最近のアニポケは夢を見つけることから話を見つけることが多いのですね。コハルは今後ゆっくり少しずつ夢を考えていくのは11話でのコハルとコハルのママのやり取りを聞いていればほぼ確実だと思っています。そんな時にサトシや幼馴染のゴウ、そして今はあまり興味がないというポケモンがどのようにかかわってくるのか…その点をとても楽しみにしたいと思っています。

このように大きな可能性を秘めた新無印。どこまでやってくれるのか大いに期待したいと思います。

それでは今回はこんなところで。
最後までご覧いただきありがとうございました!