てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【新アニポケ】ポケットモンスター 2019 52話「農業体験!ディグダはどこだ?」感想

こんにちは!
今回はアニポケ感想です。
さあ、今回は初参加の柿本さんの担当回でした。ポケットモンスターシリーズが発表された時に記載されていなかった11人目の方です。柿本さんは「月がきれい」とか「色づく世界の明日から」などの作品のシリーズ構成の方みたいです。アニポケはまたも良い方を引っ張ってきましたねぇ…。新アニポケからの新参の方のメンツが本当に豪華だと改めて感じます。個人的には待田さんが抜けて柿本さんが入ったのではないかと思いますが、今後の登用も期待です。
そんな本日の回でしたが、農業について、そしてチームワークからの最後のコハルの今後を匂わせるような展開まで非常に良い回だったのではないでしょうか?

アニポケの世界でここまで現実世界の野菜を扱うのか…と驚きがまず一つ、そしてポケモン世界の農業と現実の農業が非常に似ていましたね。最後の方の「ディグダが通った後の土は良い土になる」ということは現実で言うところのミミズであるような設定などは現実とつながるように作られていましたから、自然の恵みがポケモンなのか虫なのか…現実との違いはそれくらいではないでしょうか。今回の場合、最初は邪魔者扱いされていたディグダと実際にかかわっていくうちに敵ではなく、農業にとって良い存在であるということが分かるなど、自然と触れて気づいた人間とポケモンの共存についてのメッセージ性を含んでいましたね。これらのことなどから話が一つひとつが丁寧な作りですごく面白いし、自然のありがたさがひしひしと伝わってきたなと思います。アニポケはいわゆる子ども向けアニメですからこのような題材に触れるのは凄くいいし、リサーチフェローとして日本が舞台となっているカントーに定住しているからこそ日本らしい自然と触れる姿を描けるというのは設定をフル活用していていいなと思いました。私たちの生活を支えてくださっている農業への感謝。これを忘れないようにしたいですね。
またゴウが初めて自身のポケモンを手放すという経験をしました。感動的な別れではありませんでしたが全ポケモンゲットという目標の中でポケモンや自然のことを思った別れというのをできたことが、ゴウにとってのまた一ついい経験になったのではないかと思います。今回の別れはラビフットのときのように思い込みでの別れではなく、自然や農業と触れてそのうえでダグトリオにとって一番いい場所はどこかを考えていた点が成長を感じさせてくれましたね。

他にもサトシとゴウ、そしてコハルが自分たちの考えで協力して、物事を一つ一つ解決していく姿も10歳らしくて微笑ましかったですね~。コハルはなかなか頭が冴える子でしたね。一人が司令塔となって仲間に指示をするという作戦を思いつくあたり、賢いなと思います。今回、コハルがリーダーシップを発揮するという経験を通して、ゴウやサトシとより仲良くなったというのは、最後のシーンで明白でしたね。最後にあの走るシーンを入れてくるあたり、良い脚本家さんだな…と思いました。立ち止まって走り出す姿だけで、コハルが実際にリサーチフェローとして活動をしたことで興味を持ったということも伝わってきましたし、二人へのリスペクトの気持ちというものも見えてきました。そしてその気持ちが今後コハルがリサーチフェローとして正式に活躍する日も来るのかもしれないという期待感さえ感じさせてくれました。ラストシーンは本当に見事だったなと思います。

柿本さんの脚本として、エースバーンの肩たたきの間の使い方やラストシーンなどを通して雰囲気や間の取り方で表現する…というのがうまいなと感じました。それにサトシゲットだぜ!のくだりは珍しく一枚絵を挟むなど、新脚本家さんが直接絡んでいるかは分かりませんが、今までにはあまりない表現方法も多かったなと思いました。サトシゲットのシーンは結構びっくりしましたよ。

また全体的な雰囲気として、自然に触れそして友情を深めるという点では新アニポケ3話の「フシギソウって不思議だね?」ににたような雰囲気だったと思います。あの時はサトシとゴウの友情が芽生えましたからね…なんとなく新アニポケの最初を思い出して懐かしくなりました。

こんなところです。
自然の豊かさを描いて私たちも豊かな心で見れる…まるでのんのんびよりみたいでしたが、今回は吉田さんではなく柿本さん脚本です(笑)アニポケで描く自然の美しさを実感することができた素晴らしい回であったと思います。
さて、次は予告を見てびっくりしたんですけど、ゴウは本当にスイクンをゲットするんですか!?とても楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!