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スカイツリーだけではない? 634型は2023年にどんな使われ方をしたのか【スカイツリートレイン】


こんにちは!
今回は東武鉄道の634型スカイツリートレインに関する記事を書いていきたいと思います。
東武鉄道からは6050型が引退してしまい、現在本線上で営業運転を行う東武所属の6050型は、634型に改造されたスカイツリートレインのみとなってしまいました。そんな634型はスカイツリートレインを名乗っていますが、634型は実際にスカイツリー関連の列車にどのぐらい充当されているのか、それを見る記事になります。そもそもスカイツリートレインというのは、スカイツリーが開業したばかりの2012年に東武沿線の様々な地域からスカイツリーへ観光するための直通列車として、大宮・太田・鬼怒川温泉などから浅草までを結ぶ、土曜・日曜に運転される列車でした。ところがその運行も2017年に終了し、それ以来は波動用車両として臨時列車でのみ活躍しています。当初はその列車名通り、スカイツリー観光向けの電車でしたが、現在ではスカイツリーへの観光促進ブームも過ぎ去り、あまりスカイツリーへの観光促進列車という役割は無くなっていきました。そんなスカイツリートレインは2023年にどんな使われ方をしたのでしょうか。一般乗客が申し込みのできない団体列車を除いた運用履歴をまとめたいと思います。

スカイツリートレイン

1/6・7 スカイツリートレイン71・76号 浅草~佐野
2/24 スカイツリートレインで行く『野岩鉄道雪見列車』東武日光~会津高原尾瀬口
3/21 「館林駅構内&南栗橋車両管区館林作業所見学と館林・足利・佐野物産市 日帰りの旅」南栗橋~北千住~館林
3/22,23,25~4/2 サクラトレイン とうきょうスカイツリー~浅草
4/24~28 野岩鉄道普通列車
4/29 スカイツリートレイン91・94号 浅草~佐野(大藤まつり臨)
7/23~30 野岩鉄道普通列車
8/25 スカイツリートレインで行く『野岩鉄道納涼列車』東武日光~会津高原尾瀬口~下今市
10/22~25 野岩鉄道普通列車
11/3 野岩鉄道列車旅『古代村ツアー』新藤原~会津高原尾瀬口~中三依温泉~新藤原
11/18,19 スカイツリートレイン61・66号 浅草~東武日光
12/30,31 野岩鉄道普通列車

このようになっています。
ご覧の通り、スカイツリー観光の為の列車はほとんど走っていません(笑)そもそも臨時特急のスカイツリートレインとして走ったのは昨年は3回5日だけです。その3回もスカイツリーに向かう列車ではなく、浅草から日光や佐野に向けた列車となっており、名前こそスカイツリートレインという名前になっていますが、スカイツリー観光のための列車ではないですね。
その他、昨年の特徴としては野岩鉄道への貸し出しが多かったことです。昨年は61103Fがやがぴい号に改造されていたため、61102Fのみが活躍しているような状態でした。そのため61102Fが検査をする時期になると、車両が無くなってしまうという事態になっていました。そのため、61102Fの検査の時期に634型を貸し出すことで、珍しい運行での観光促進を兼ねた定期列車の維持を行っていました。それ以外にも野岩鉄道線内で定期的に団体ツアーなども設定されており、野岩鉄道や日光エリアへの観光列車としての活躍がメインであったという印象です。

これを見ると、もはやスカイツリートレインとは名ばかりで、実際には様々なエリアで活躍する車両になっているというのが分かるのではないかなと思います。スカイツリートレインとしてデビューした車両で、デザインもそうなっているため、スカイツリートレインと名乗っているだけで、デビュー当初のようにスカイツリー観光促進のためだけの列車ではもはや無いというのがはっきりと伝わってくることでしょうね。あれだけ大きな窓が付いた車両ですので、日光や野岩鉄道の綺麗な風景を眺めるのには最適な車両でしょうから、良い使われ方だと思います。
スカイツリートレインは2023年6~7月に検査を通過したばかりなので、まだまだ活躍するでしょう。新造車の6050型が種車なので、おそらくまだ全然持つと思います。6050型の廃車発生品もある程度ストックしているでしょうし、製造も1988年なのでまだ車齢も35年ちょっとですからね。今後も東武鉄道の波動用としての活躍に期待ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!