てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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東武10000型 11609Fも廃車へ!廃車の2編成の更新車の共通点とは?


こんにちは!
今回は東武鉄道に関する記事です。なんと先日、更新車である東武10000型11609Fが旧北館林荷扱所に回送されました。前例から考えるに、そのまま廃車になると見るのが妥当です。現在、北館林では11606Fと11668Fの解体を行っており、その解体が終了次第、解体開始になるのではないかと思います。


11609F


10000型更新車の廃車は2編成目です。今年の4月ごろには落書き被害に遭った11606Fの解体がスタートしており、その編成に次ぐ廃車ということになります。11609Fは今年のダイヤ改正を境に営業運転を離脱していたため、廃車になるのではないかという噂はありました。しかし、本当に廃車になると、実感がわかないものですね。スカイツリーラインをよく利用する身からすると、まだ使える更新車は廃車にしてほしくなかったなと思います(笑)

そんな10000型ですが、実は廃車になった11606Fと11609Fにはある共通点があります。その共通点と言うのが、補助電源装置にMG(電動発電機)が使われているということです。東武の10000型はもともと全車両がMGを搭載してデビューしており、その後に誕生した10030型以降の形式はSIV(静止型インバータ)を搭載してデビューしています。しかし、10000型の中にも、後のリニューアル工事の際に数多くの編成の補助電源がSIVに更新されており、スカイツリーラインで活躍しているリニューアル車の中でSIVに更新されなかったのはたった4編成のみとなっています。今回の2編成はいずれも更新されなかった編成に含まれるのです。つまり、11606Fと11609Fの廃車から分かることというのは、10000型の中でも、MGを搭載した車両にのみ、廃車が発生しているという事です。なぜ、MG車が廃車対象になっているのかは分かりませんが、部品確保という面はあるかもしれませんね。というのも、東上線で活躍している9000型、及び10000型の未更新車3編成や栃木ローカルで活躍している車両のうち3編成は補助電源がMGのままです。これらの車両のMGの予備部品は、10050型を廃車にしていても確保できませんので、予備部品確保のために、10000型からも廃車を発生させていると見ることができるのかもしれません。



ちなみに本線更新車でMGの編成は残り2編成です。6両編成の11607Fと、8両編成の11802Fとなっています。これらの2編成が廃車になるのかと言われると、微妙な気がしますね。というのも、11607Fは2021年末ごろに南栗橋で検査を受け、更に津覇で屋根修繕を行った編成であり、なおかつ現在も運用離脱をせずに運用に就いているからですね。更に、4編成分の6両編成を引退させたために、6両編成が不足気味になっているため、これ以上廃車数を増やすのかと考えると、この辺りも微妙に思えます。こういったことを考えると、11607Fはまだ活躍しそうな気配もあり、なかなか予測しずらいのかなと思います。また、11802Fについては昨年の5月に重検を通したばかりで、8両固定編成と言う事で、こちらも廃車になるか微妙かと思います。こういったことを考えると、廃車になるかならないかの予測はしずらいでしょうね。

今回は10000型に関する記事でした。廃車は残念です。今後、11607F、11802Fの動向には注目した方が良いかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました!