てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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東武11666F廃車から考える 引退後の野田線10030系列の処遇

こんにちは!
今回は東武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、東武鉄道の10050型2連車のリニューアル及びワンマン区間への導入が発表されましたが、同時に10050型には廃車の動きも始まっています。昨年には4連の11460Fが廃車となったのは記憶に新しいと思います。更に、今年の3月より旧北館林荷扱所疎開されていた11666Fの部品撤去も目撃されました。当初は疎開と言われていたこの編成も廃車となりそうです。更に、落書きの当該となったことで北館林に疎開されていた11606Fも一部部品が外されているのではないかと言う話も上がってきています。11606Fは落書きされるまでは普通に営業運転についていた車両で、なおかつ更新車です。さすがにこの車両の廃車はないだろうと思っていましたが、どうも廃車の可能性があるようで驚いています。まだ確定ではありませんが、この車両が廃車となれば、もはや10000系列の廃車の動きは全く読めなくなると思います。今後の情報に注目していく必要がありそうです。
今回はこの廃車事例から東武野田線の10030系列について考えてみたいと思います。野田線には来年度より新型車両の導入が発表されており、導入の本数から、10030系列の野田線撤退もほぼ確実です。現在野田線には、10030型の更新車5編成と、10050型の未更新車4編成、計9編成が在籍しており、8000系よりも古くないこの形式は野田線撤退後の動向が注目されています。今回は11666Fの廃車から今後の野田線の10030系列の動向について考えてみたいと思います。

未更新車の廃車はほぼ確実か


野田線の10030系列は未更新10050型と更新10030型に分けて考えたいと思います。まずは未更新車から。未更新車については、11666Fが廃車となった以上は、廃車になる可能性が高いと思います。本線の未更新10050型6連が廃車になっているにも関わらず、わざわざ野田線仕様の10050型を本線に戻すなんてことはしないでしょう。野田線仕様の10050型を仮に本線に戻す場合、ただ単に帯色を変えればよいといった単純な改造では済みません。電気連結器を搭載したり、編成によっては渡り板を設置したりするなど、本線仕様への再改造が必要です。これらの再改造を行ってまで本線に戻すメリットは特に無いですからね。その時の情勢次第では本線復帰する可能性もゼロとは言い切れませんが、さすがに未更新車が本線に戻ることは考えにくいのではないかと、そう思いますね。


更新車も怪しいか?


続いては更新車です。更新車は、実は本線に出戻りする可能性があるのではないかと思っていました。というのも、10030型更新車を本線に戻すことで、未更新車を置き換えて、本線の車内更新車を増やすという対応が取られても不思議ではないと思っていたからです。更新車は電連再設置などを行ってでも本線に復帰させる可能性はあるのではないかと思っていました。しかし、このタイミングで11606Fが廃車になってしまうと、話は変わって来るのではないかなと思います。11606Fはただ単に落書きされて運用離脱をしただけなので、消しさえすれば何ら問題なく活躍できるはずです。東武が本当に更新車を残すことを重視しているのであれば、落書きを消すことぐらいやると思うのですね。しかし、仮に消さずに廃車となってしまえば、もはや東武はもはや、更新車であろうが、運用に就かせるのに手間のかかることが起きれば、その手間はかけずに廃車にしてしまった方が良いという判断をしているということになります。落書きを消す手間さえかけない会社が、それよりも手間のかかる工事を行うとは考えにくいなと思ってしまいます。例えば10030型については、野田線の新型車両導入期間の最後の方まで走らせて、そのまま使い倒すという可能性もあると思います。60000系を5両化するとなると、おそらく完全置き換えまでには時間はかかると思いますのでね。そうなると2020年代後期ごろまでは野田線に残る可能性も考えられるのではないでしょうか。2020年代後期ごろなら、リニューアルからかなり日が経つので廃車にしてもおかしくないのかなと思いますし、そもそも東武の主要路線の車両は、2030年代中までに1997年製以前のRemote非搭載車両を新型車両に置き換え、Remote搭載車両に統一したいという報道も以前出ていましたのでね。(当初、新型車両に統一と書いていましたが、不適切な表現でしたので文章を変更致します。)こういったことを考えても、そのまま廃車にしてしまってもおかしくはない状況なのかなと思います。更新車については現段階ではまだどのようになるのか、なかなか予測しずらいですが、まずは11606Fの動向が大きなカギになるのかなと思います。

こんな感じでしょうかね。もう、更新車だろうが未更新車だろうが、関係なくなってきているのでしょうかね?さすがに使える状態の更新車を廃車にすることはしないだろうと思いますが、かといって更新車だからと言って使えない状態のときに、復帰させることもしないのかもしれません。今後の東武の車両動向はどうなるのでしょうかね。
最後までご覧いただきありがとうございました!