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東武10000系列の相次ぐ疎開は何の為だったのか?【配置数激増】


こんにちは!
今回は東武鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。
東武スカイツリーライン系統で活躍していた東武10000系列の車両たちは2022年春のダイヤ改正の運用減少によって大量に余剰車両が発生しました。余剰となった車両は1編成のみ廃車となりましたが、そのほかの編成は全て運用離脱をした状態で南栗橋車両管区と北春日部支所、津覇車輛に留置されていました。その状態が約1年ほど続いていましたが、今年の2~3月ごろ、突如として東武10000系列の一部の編成に相次いで疎開回送が行われました。疎開先は北舘林荷扱場と新栃木の車両基地です。疎開された編成・日付は以下の通りになります。

2/27 11668F 北春日部→北舘林
3/1 11457F 南栗橋→新栃木
3/2 11456F 南栗橋→新栃木
3/7 11606F 北春日部→北舘林
3/14 11666F 北春日部→北舘林

このように5編成が疎開されました。11606Fのみは運用中の車両でしたが、落書き当該となってしまったため、そのまま疎開されましたが、他の編成は運用離脱中の車両たちでした。1年ほど南栗橋と北春日部に分けて留置されていた車両たちが、なぜこのタイミングでの疎開となったのか、今回はこの点を考えてみたいと思います。





10050型

N100系落成による措置

まず一つ目の理由として考えられるのは、N100系スペーシアXの落成による疎開です。今年の3月頭にN100系スペーシアXが2編成、落成しました。この車両たちは現在南栗橋に留置されています。この車両たちの留置場所を確保するために疎開させたのではないかということです。この可能性も十分に考えられます。一方、この場合南栗橋に留置されていた車両のみを疎開させれば良いはずで、北春日部の車両をなぜ留置させたのかが分かりません。そこでもう一つ考えられる可能性が浮上します。

南栗橋・北春日部 それぞれの所有数激増に伴う措置

次に二つ目に考えられるのがそれぞれ、所有数が大幅に増えたためこのような措置が取られたのではないかという可能性です。どういうことかと言いますと、実は今年のダイヤ改正と同時に南栗橋車両管区に関しても、北春日部支所に関しても所有数が大幅に増えました。その理由が、新栃木出張所と館林出張所がそれぞれ派出所に格下げされたようです。その影響で元新栃木所属の車両は南栗橋に、元館林所属の車両は北春日部にそれぞれ留置場所が変更となりました。従来の所属先での留置も運用の都合上、引き続き残っていますが、運用に就かない車両の留置はそれぞれ所属先となっているようで、20400型や8506Fの南栗橋留置が増えていることが確認されている他、元館林の8000系や800型、200型の北春日部の留置も確認されています。こういった影響で、南栗橋と北春日部はダイヤ改正前よりも留置車両が増えているという現状があります。この対策のため、運用離脱していた10000系列を疎開させたのではないかという事ですね。実際にこの可能性が一番高いと思われます。

このように所属先の統合が疎開が発生した理由と考えられます。特に館林の車両をわざわざ北春日部まで回送させるのは面倒なのではないかと思ってしまいますが、どうなんでしょうね?そして10000系列の今後の動きも気になるところです。
最後までご覧いただきありがとうございました!