てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【現役が除籍、引退車が車籍維持!?】 あべこべなJR東クモヤ143


こんにちは!
今回はJR東日本のクモヤ143に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、新潟車両センター所属のクモヤ143‐51と長野総合車両センター所属のクモヤ143‐52がそれぞれ除籍されたことが分かりました。ほぼ同時期に除籍されていますが、除籍後の処遇が全く異なり、クモヤ431-51の方は解体処分となったものの、クモヤ143-52は除籍後も長野総合車両センター内の入れ替えようの機械として引き続き活躍しています。この2両はJR東日本のクモヤ143の中では現役最後の2両だったので、この2両の除籍により、JR東日本内からクモヤ143は廃形式となった…のではなく、実は既に引退済みの車両が2両車籍を維持しています。今回はそのことについて書いていきたいと思います。


クモヤ143-52

廃車回送されたのに…いまだ車籍を維持したまま留置中の2両

実は廃車回送が行われたにも関わらず、現在まで車籍を維持したまま解体されずに留置されている車両が2両います。その2両とはクモヤ143-8、9です。


クモヤ143-8(一番左)



この2両は今年の3月まで東京総合車両センターで現役であった車両です。首都圏内では最後のクモヤ143の現役車両で、東京に所属していました。普段は地下基地に留置されており、なかなか見ることが難しかった車両たちです。その後、2022年3月17日に長野総合車両センターへ配給されました。パンタグラフも撤去された上での配給で廃車回送と見られていました。その後、一度も長野で起動はしておらず、現役を退いた状態ですが、なぜか今日に至るまで除籍されず、長野総合車両センター内の廃車置場に留置中です。
面白いのが、除籍後も構内移動用として現役のクモヤ143-52は廃車になっているにも関わらず、現役を退いて、ただ留置されているだけのクモヤ143-8と9がいまだに除籍されていないことなんですね。52の車籍を維持しているなら分かります。しかし、現役の車両は除籍されているのに、現役を退いた車両が除籍されていないというのは、あべこべな状況で、なぜこのような状況になっているのかがよく分かりません。現在のクモヤ143-52の使用範囲からすると、長野総合車両センター内で活躍しているだけなので、確かに車籍が無くとも、特に不都合はありません。(車両基地内ならば車籍がなくても動かすことが出来ます)ですので、除籍もうなずけるところです。しかし、現役の車両を除籍しているのに、なぜ退役した車両の車籍を維持しているのかが不思議でなりません。8と9を意図的に残す理由がなにかあるのでしょうか?今後何かしらの動きがあるのでしょうかね。
ちなみに、長野にはほかにも除籍されたクモユニ143‐1が解体されずに残っており、クモヤ143-8,9と連結された状態で留置されています。クモユニ143も除籍から3年ほど経ちますが、いまだに残っているのでこちらの動きも気になるところです。これら3両を残す何かしらの意図があるのでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!