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【今年も増えた!】長野総合車両センター 廃車置場 保管車両を一挙に紹介!


こんにちは!
今回は長野総合車両センターの廃車置場に留置されている保管車両をご紹介していきたいと思います。昨年はJR東日本の保存車紹介の中で、長野総合車両センターの保管車両にも触れましたが、今年は長野の保管車が更に増えましたので、長野単体で最新版の記事を書いていきたいと思います。まずは、昨年から留置されている車両たちのご紹介です。

長野総合車両センター
 クロ253‐1【車籍なし】

2010年まで成田エクスプレスとして、現在は1000番台が日光として、そして長野電鉄ではスノーモンキーとして活躍している253系のトップナンバー車両です。将来的な鉄道博物館保存候補車両として保管されています。塗装は成田エクスプレス塗装のまま、253系引退時のラッピングもそのまま残っています。が、しかし保存正体はかなり悪いです。車体はサビだらけです。それもそのはず、引退以降ずっと屋外留置が続いています。約11年一度も塗装されず、ずっと天日干しの状態です。2021年末には留置場所の廃車置場と工場を行き来する姿も目撃されていますが、それ以外に大きな動きはありませんでした。
保存状態が悪いこともあり、いつ解体されてもおかしくない状態ではないかと思われますが、長野総合車両センターでは2019年ごろに保存電気機関車の整理を行い多くの機関車が解体されました。その中、このクロ253は解体されず残ったので、少なくとも保存する意思はあるのではないかな…と勝手に思っていますが、今後どうなるでしょうか?

 189系N102編成【車籍なし】

2019年3月までおはようライナーや臨時あずさ・かいじ、ムーンライト信州などで使われていた189系として最後まで活躍していた編成です。この編成の異様なところは、2019年6月に除籍後、1編成6両すべての車両が保管されているということです。通常、車両が保管される際は、編成中の1両~3両くらいまでで、全車両が保管されるというのは珍しいことです。そんな中、このN102編成は全車両が保管されています。引退後、ずっと天日干し状態で、大きな動きとしては2020年の頭ごろに3両の内装解体(椅子などの撤去)が行われています。なぜ、3両のみ内装解体をして、解体はせずに引き続き保管しているのかは不明です。2021年には有料イベントで公開されたようで、屋外留置ではありますが、そこまで保存状態は悪くないということが推測されます。今後どうなるのかは不透明です。



 クモハ115‐1030【車籍あり】

この車両は2018年まで、T1040編成として3両編成で両毛線吾妻線などで活躍していた車両で、2018年6月ごろに長野総合車両センターへ配給されました。その後、2019年末まで3両編成すべてが保管されていましたが、2019年末から2020年頭ごろにかけて2両は解体され、現在はこのクモハ115‐1030のみが車籍を有した状態で保管されています。長野に到着後、ずっと屋外留置が続いており、近年ではHゴムが垂れて車体が白く汚れている様子が確認されています。この車両がなぜ車籍を有した状態で保管されているのか、理由は不明です。

 クモユニ143‐1【車籍なし】

2019年まで職員輸送や車両センター内の入れ替えよう車両として活躍していた車両で、2019年10月ごろから廃車置場で屋外留置が続いています。今年の前半までは、前述のクモハ115と連結した状態で保管されていて姿を確認できましたが、今年の8月以降、後述のクモヤ143と連結されて留置されています。現在は外から姿を確認するのは難しい状況です。この車両に関してもなぜ残存しているのかは不明です。

 ED60‐1【車籍なし】

この車両は現在長野で保管されている車両たちの中で最も古くから保管されている車両です。1984年に大糸線でラストランを行ってからずっと保管されているようです。2010年ごろまでは屋内でEF63 19号機と共に保管されていたようですが、その後はずっと屋外留置となっています。2019年にEF62やEF63、DD16が解体された際、機関車としては唯一解体を逃れた車両です。現在は車両の陰に隠れて、外からは見えにくい状態が続いています。ED60としては唯一残存しているとても貴重な機関車ですが、今後どうなるのかは不明です。

 EF65-1104【車籍あり】

この車両は2021年の8月18日に廃車回送された車両で、その後廃車置場に保管されています。車籍も維持しているようで、2022年11月現在でも除籍はされていません。ただ単に解体待ちなのか、保存意思があるのか、はたまた部品取りなのかは不明ですが、1年以上も車籍を維持して残置しているということは何らかの意図があるのでしょうが、その理由はよくわからず、今後に注目です。

ここまでは2021年までも保管されていた車両たちでしたが、ここからは今年から増えた保管車両になります。今年は4台の車両が長総コレクションに仲間入りしました。



DD16 11【車籍なし】

この車両は2021年まで長野総合車両センターに在籍し、現役で活躍していた機関車です。2021年秋ごろから撮影会の際などに一時的に廃車置場に移動していたことはあったようですが、本格的な留置は今年からとなっているようです。この機関車は当初、解体予定と報道されていましたが、引退から約1年ほど解体されずに保管されており、こちらも今後の動向に注目だと思います。

EF65-1105【車籍あり】

この車両は今年の2/2に廃車回送された車両で、1104号機と同様に、廃車回送後も除籍されずに、廃車置場に留置されています。1104と1105の二機共に除籍されずに残っているので、やはり何らかの意図はあるのだろうと思いますが、全く予想もつきません。現在は、外からも見えやすい位置に留置されています。

クモヤ143-8,9【車籍あり】

この車両たちは今年の3月に長野へ廃車回送された車両たちで、現在も車籍を有し、東京総合車両センター所属扱いとなっています。クモユニ143と似た車両ですが、クモユニと違い車籍を有した状態での留置となっており、JR東日本のクモヤ143としては最後の2両となっています。こちらもなぜ除籍されていないのか不明です。現在はEF65 1105の後ろに留置され、何とか1両のみぎりぎり顔が見えるような状態で、なかなか見ずらい留置となっています。

これが廃車置場に留置されている保管車両たちです。
羅列してみると

ED60 1
253系クロ253-1
189系N102編成(6両)
115系クモハ115-1030
クモユニ143-1
EF65 1104
EF65 1105
DD16 11
クモヤ143-8
クモヤ143-9

以上の車両たちです。
思えば2019年の保管機関車大量解体の際に、多くの保管車が解体されてしまいましたが、3年以上たって当時以上に保管車両が増えましたね。当時解体されたDD16も号機は違いますが、コレクションに復帰しましたし。この車両たちも将来的には解体されるのか、違った道があるのか、非常に気になるところですが、まだしばらくは留置が続くのではないかと思います。できる限り長くその姿を見れるといいですね。そし来年も長総コレクションは増えるのか?来年も注目していきたいと思います。



【おまけ】
廃車置場外に保管されている車両たちも簡単にご紹介したいと思います。
マニ50‐2241【車籍なし】

(写真の左端の青い車両)
電留線の端に留置されている車両です。おそらく倉庫変わりとして使われているものと思われます。2003年までは長野に車籍があったようです。

クモヤ143‐52【車籍なし】

こちらは総合車両センター内の入れ替え用の機械として現役で使われています。今年8月までは車籍がありましたので、保管車両の扱いではなかったのでしょうが、既に除籍されているためこの記事に入れました。あとどのぐらい動いてくれるのでしょうか…?

209系 モハ208-40+モハ209-40&車掌車ヨ8000【車籍なし】

こちらは訓練センターで使われている車両たちですね。209系は機器更新済です。一応記載しておきます。

205系クハ204‐118【車籍なし】
写真が無くて申し訳ないですが、長野総合車両センタースキルアップセンターと呼ばれる教習施設の中に元京葉線205系クハ204‐118が教材として活用されています。2019年の車両基地公開では、長野色になった姿が目撃されており、205系では唯一長野色の帯色を纏った車両となります。

このようなところでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!