てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【突如の復活!】サークルKとは一体何なのかを解説【東急・東京メトロ】

こんにちは!
今回は東京メトロ・東急の話題について書いていきたいと思います。
昨日、東京メトロ8000系の8102F、8114FのフロントガラスにⓀと書かれたステッカーが貼り付けられたことが確認されています。私は実物は見ていないので、写真を貼り付けることはできませんが、ネット上には写真がアップされていますので、見たい方は検索してみてください。鉄道ファンの間ではこのⓀステッカーが貼り付けられた編成のことを「サークルK」と呼びます。サークルKの編成は2020年5月まで存在していましたが、いったん消えていました。しかし、2年以上経過した2022年11月に突如の復活となっています。では、サークルKの編成とはどういった編成のことを意味するのか、解説していきたいと思います。

サークルKとは東武鉄道に入線できない車両のこと

答えは見出しに書いた通り、東武鉄道に入線できない東急田園都市線・メトロ半蔵門線の車両のことを指します。東武鉄道に入線できない車両ということを示すために、フロントガラスにⓀマークが貼り付けられるわけですね。しかし、鉄道会社はⓀのマークを貼っているだけであり、これらの編成のことをサークルKと呼んでいるかは分かりません。あくまでもステッカーを見た鉄道ファンが勝手に決めた呼称です。円(英語ではサークル)の中に入っているKですので、そのままのあだ名ですが、おそらくサークルKサンクスのコンビニがもとになっているのでしょうね。もはやそのコンビニさえも無くなりつつありますが…。(追記:既に無くなったそうです。)
サークルKの編成は先述の通り、2020年5月にいったん消滅していますが、東急2020系が導入される直前は全部で7編成存在していました。(東急2000系2001F、2002F、2003F・東急8590系8694F、8695F、・東急8500系8606F、8642F)これらの編成は、少数形式もしくは試作車的な要素の強い車両たちばかりで、多数派の車両とは仕様が異なるが故に東武への直通対応工事が行われない車両たちばかりでした。しかし、これらの車両は、すべて2020系に置き換えられたため、いったんは消滅していました。また、これらの編成の他にも東急2020系が導入直後に一時的にサークルKに指定されていたこともありましたが、これらの車両も含め2020年にはサークルKは全て消滅しています。


東急2000系(貫通扉部分にⓀと書かれたステッカーが貼ってあるのが見えると思います。)



しかし、昨日11月19日より東武鉄道が保安装置をデジタル無線に変更しました。すべての車両がデジタル無線に対応していればよかったのですが、東京メトロ8000系のうち8102Fと8114F、そして東急8500系の8637Fがデジタル無線に非対応となっています。そのため、デジタル無線化してしまった東武にこの3編成は入線することが出来なくなってしまいました。そのため、今回サークルKの車両たちが復活した形になります。現在のところメトロ8102Fと8114FにⓀステッカーが貼りつけられているのが目撃されていますが、8637Fへの貼り付けは目撃されていません。今後、8637Fにも貼り付けられるのかが注目です。
これらの編成は引退が近いと考えられる車両たち(8637Fに関しては来年1月の引退が発表されています)であり、今回のサークルK復活も一時的なものであると予想されます。Ⓚステッカーを見たい方はできるだけ早めに見に行くのが良いでしょう。またサークルK指定により、今後は基本朝夕ラッシュのみの活躍がメインとなり、所定運用では終日運用には就けなくなります。このあたりも注意かと思います。
ちなみに余談ですが、東急8590系は引退後、富山地方鉄道に譲渡されました。譲渡された8590系はサークルKの編成だったのですが、譲渡の際にⓀステッカーがはがされずに譲渡されています。そのため、現在富山でⓀステッカーが貼り付けられたまま活躍しており、当時のⓀステッカーをなんと富山で見ることが出来ます。こちらも見に行ってみると面白いかもしれません。


富山地方鉄道17480形(元東急8590系
最後までご覧いただきありがとうございました!