【さらば野田線最古参】東武8000系 8150F 廃車回送～54年間の活躍に幕～

こんにちは！
現在、東武野田線の七光台支所所属、8000系 8150Fの廃車回送兼東武ファンクラブ団臨が七光台→北館林解体場（団臨は館林駅まで）間で運転されています。

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実際の様子

今回は東武ファンクラブの団体列車も兼ねているということで、行先方向幕は【団体専用】表示。なんだか、現役車両がそのまま団体列車で活躍しているように見えてしょうがないのですが、廃車回送と言うことになります。
ついに8150Fに廃車の順番が回ってきました。検査期限が来年の3月ということで、新型車両導入に際し、廃車になるかならないかギリギリの編成だということは既に1年以上前からお伝えしていた通りですが、結果は残念ながら廃車ということで、車齢54年過ぎでの検査突破とはなりませんでした。検査期限までまだ後5か月ほどあったので、2～3月ぐらいまでは動くのではないかなと思っていましたが、残念ながら11月に廃車と言うことでした。8150Fの置き換え編成は8111Fです。こちらも私が以前予想した、なってほしくない方のシナリオ通りになってしまいました。8111Fは1963年製、8150Fは1969年製ですから、皮肉なことにも自分よりも古い車両に置き換えられることになってしまったわけです。車齢60年で車齢54年の車両を置き換えるなんて、こんな置き換え劇があるのか…とちょっと驚きですが、こんなことがあり得るのですね。　　

8150Fは60000系導入完了後の野田線の最古参編成ということで、大人気の車両でした。その他にも、中間化改造車を組み込んだ最後の編成であるなど、形態でも他の編成とは少し異なる編成となっていました。60000系の導入中断以降、3編成のみ残った幕車のうちの1編成という点でも人気の編成だったと思います。

個人的には8160Fの廃車以降、長らく続いていた16編成体制についに終止符が打たれたという点についに野田線の世代交代が最終局面を迎えているのだなと実感します。今回は8111Fということで、8000系のトータルの数は変わりませんが、明らかに新型車両導入を想定した交代なわけですね。野田線から8000系が消える日もそう遠くないのだと実感した交代劇になりました。　　