てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【1年ほどで消滅】E257系2000番台に見られた2種類のレアな形態とは?


こんにちは!
今回はE257系2000番台に関する記事を書いていきたいと思います。踊り子の車両として活躍しているE257系2000番台。全車両が白の車体・窓部分の黒の塗装にメタリックブルーの塗装を纏った姿で活躍していますね。


E257系2000番台

そんなE257系2000番台は2019年まで中央線特急で活躍していた0番台を改造した車両で、2019~2021年にかけて転用改造が行われてた上で、東海道線において再デビューを果たしています。その転用改造の途中、E257系2000番台には様々な形態が誕生しました。今回はほんの少しの期間で消えてしまった、E257系2000番台のレア塗装2タイプを紹介していきたいと思います。

ブルーがない!E257系2000番台 NA‐09編成

まずご紹介するのはNA-09編成です。この車両は2019年3月に2000番台化され、長野総合車両センターを出場しました。ところがこの際、NA-06編成は中途半端な姿で東証したのです。その姿がこちら


分かりますでしょうか?そう、メタリックブルーの塗装がされていないのですね。白色の車体に窓部分の黒塗装がされただけの状態で長野を出場したのです。この姿こそ、一つ目のレア形態、半塗装の2000番台です。なぜこのような塗装になったのかというと、当時の労働組合の資料に書かれており、どうやら改造工期が想定していた期間で終わることが出来ず、仕方がなく半改造の状態で出場させたようです。半改造なのは塗装だけではなく一部号車の座席が武田菱のままだったということで、座席の交換も間に合わなかったようです。そのような改造途中の状態で出場させたために、このようなレアな塗装が誕生したということですね。その後、2020年9月には残っていた転用改造を行うために再び長野総合車両センターに入場。2021年2月に長野を出場し、転用改造を完全に終了させ、現在は通常通りの形態になっています。この1年半営業運転には使われなかったので、珍しい姿だったと思います。


もはや塗装さえもしなかったNA-06編成

続いてご紹介するのはNA-06編成です。この車両は2019年10月に2000番台化され、J-TREC横浜事業所を出場しました。この編成は唯一JR東日本の総合車両センター以外の場所で転用改造が行われた編成で、当時も話題になりました。J-TRECで改造したためか、この編成も非常に面白い姿で出場することになるのです。その姿がこちら。

なんと0番台時代の武田菱を維持したままの出場となったのです。ライトは2000番台化されているのにも関わらず、塗装は武田菱。ウソ電ではありませんからね(笑)ちなみに塗装はそのままですが、座席などは交換された上で出場しています。NA-06編成が塗装そのままで出場した理由について、改造場所がJR東日本の工場ではないので、何らかの事情で塗装が出来なかった可能性が高いのではないかと言われています。そんな姿で出場したNA-06編成ですが、2020年7月には塗装変更のため秋田総合車両センターに入場。同年9月には踊り子塗装となり、秋田を出場しました。この編成に関しては1年も経たずに見ることのできなくなった姿です。この編成に関してもこの姿で営業運転に就くことはありませんでした。

この他、塗装はされたけど内装改造が行われていないNA-03編成も存在していました。この車両は2019年4月に2000番台化されましたが、座席は交換されていませんでした。その後、2020年4月に秋田入場。そのまま座席が交換されました。見た目は普通なものの、内装が改造されなかった例ですね。

このように2000番台にはかつてこのような面白編成が存在していたのですね。なかなかこんなにも様々な過渡期の状態が見れる形式もないのではないかなと思います(笑)武田菱の2000番台は将来、E257系の引退が近づいたことに復刻塗装かなんかでやりませんかね?やるなら5000番台の方が可能性が高そうかもしれませんが、リニューアル後のライト+武田菱はなんとなくまた見れそうな気がしないでもありません(笑)今後のE257系の活躍にも期待ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!