てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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小樽総合博物館 保存車 ED76 509&ED75 501 解体へ 化学物質が関係

こんにちは!
小樽総合博物館に展示されているED75 501とED76 509が解体されるという報道が昨日行われました。どうやら、変圧器に含まれるPCBの関係のようです。今年の8月までに解体されるということです。


ED76 509
電気機関車のPCB処理について | 小樽市

公式発表
ED75 501もED76 509も共に北海道で走った交流の電気機関車です。その中でも特にED75 501に関しては、500番台はこの1両しか作られていないため、非常に貴重な存在です。2010年には準鉄道記念物にも指定されています。ED76 500番台に関しては、同じく北海道で活躍していた交流電気機関車で、この車両の他にもED76 505が北海道三笠市の三笠鉄道記念館に保存されています。

今回の解体の原因となったのは、PCBという有害物質が含まれていたことでした。PCBとはポリ塩化ビフェニルという化学物質の略称です。過去には変圧器やコンデンサーなどに幅広く使用されていましたが、後に慢性的に摂取することによる有害性が確認されたため、1972年に製造が中止となりました。



今回の2機は高濃度PCBが含まれていることが確認されたため解体となるようです。発表によると、主に変圧器にPCBが用いられていますが、それだけにとどまらず様々な箇所にPCBが含まれているようです。(含まれる可能性がある箇所は数百点ほど確認されたということです)このようなことから、車体を残したままの完全撤去は不可能ということで、解体という判断がなされたということです。また、解体を行った後、調査の上、PCBが含まれていない物については出来る限り保存をしていきたいといった記載もなされています。今回、二機の解体には3900万円の小樽市の予算が計上されているようです。
ちなみに、三笠に保存されているED76 505については、過去に一度屋外に出し、主変圧器の撤去作業を行っていようです。こういったことから、おそらく三笠の505号機についてはPCB関連による解体は逃れるのではないかと思います。

近年、アスベストの有害物質の問題などにより、鉄道保存が難しくなりつつある中で、今回はPCBによる解体。やはり鉄道車両の保存の難しさを痛感しますね。特に電気機関車の保存車の解体は近年増えているような気がします。例えば、利府に保存されていた電気機関車などですね。利府の車両たちにも、もしかしたらこういった事情もあったのかもしれません。

過去に何の疑いもなく使われていた物質が仇となって、貴重な車両が解体されてしまうのは悲しいものですが、仕方がないとしか言いようがないでしょうね。
今後もこういった有害物質が含まれていることによる解体という事例が出て来るかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました!