北綾瀬支線05系運用削減！1運用のみに 05系に余剰発生 3両運行は今後どうなる?

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今回は千代田線の綾瀬～北綾瀬間を結ぶ北綾瀬支線に関する記事です。北綾瀬支線では現在、北綾瀬～綾瀬間をシャトル運用で結んでいる3両編成の05系で運行されている列車と、北綾瀬から千代田線にそのまま抜けていく16000系をはじめとした10両編成で運行されている列車の二つの運行形態が存在します。もともとは北綾瀬～綾瀬間は3両編成でしか運行できない路線でしたが、2019年から10両編成の乗り入れに対応したため千代田線本線との直通運転が可能となりました。そんな北綾瀬支線、今年のダイヤ改正で3両編成の運行が削減されることが分かりました。

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北綾瀬支線（千代田線）05系

今回、削減されるのは朝ラッシュン時間帯に運行されている98S運用です。現在、3両編成の運用は朝から夕まで一日中運行される96S運用と、朝ラッシュ時間帯限定の98S運用の二つの運用が存在しています。今回はそんな二つの運用のうち、朝ラッシュ時間限定の98S運用が無くなることになります。北綾瀬支線の本数が減るわけではなく、10両編成の本数が増えるという事で、利用者からすると便利になるということになりますね。今回、運用が削減されることにより、05系の運用は1運用となりますので、必要車両数も減ることになります。現在、北綾瀬支線の05系は4編成が在籍していますが、ダイヤ改正以降運用に必要な05系は予備車両を含めても2編成のみということになります。しかし、05系には新木場ＣＲの訓練車両という役割もありますので、この運用削減により1編成が廃車になるかどうかは微妙かなと思います。特に、Ｂ修からまだそこまで時間が経っていないので、あまり急いで廃車にする必要もないのかなと見ていますが、どうなるでしょうね。

それでは、今後北綾瀬支線の05系の運用はどのようになっていくのでしょうか。このことを考えてみたいと思います。北綾瀬支線のように支線であり、なおかつ本線よりも短い編成しか入線できなかった路線で、その後ホーム延長などの策により、本線車両がそのまま乗り入れることが出来るようになった路線の事例として、丸の内線の支線である方南町支線が挙げられます。この路線では、丸の内線で使われている車両と同じ形式の02系が使われていましたが、駅のホームの長さが短いという事で、本線の車両が6両編成であったのに対し、方南町支線の車両は3両編成の専用編成が使用されていました。しかし、2019年に方南町支線の各駅も6編成対応となり、本線からの直通運転を開始。しばらくは、6両編成と3両編成が混在する状態で運行されていましたが、2022年8月のダイヤ改正で全車両が6両編成に統一され、方南町支線専用の3両編成の車両は全車両引退となりました。北綾瀬支線の状況というのは、この方南町支線の事例と非常に良く似ています。方南町支線で3両編成を廃止にした以上、将来的には利便性向上の観点から10両編成に統一ということになってもおかしくはないのかと思います。今回の改正はその布石といってもいいのかもしれません。