てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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EF65 更新色の終焉 ~この塗装はなぜ誕生し、なぜ衰退したのか~


こんにちは!
今回はEF65に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、EF65の大宮更新色を纏っていたEF65 2060,2063の2機が大宮総合車両所に入場しました。この2機は運用離脱に伴う入場と見られており、このまま廃車になるものと思われます。この2機は大宮更新色を纏っていた最後の二機であり、この二機の離脱を以って大宮更新色は消滅となります。
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大宮入場はEF65 2066牽引による、EF65 4重単!最後の花道でした。


大宮更新色

そして先月の7日には広島更新色を纏っていたEF65 2127が運用離脱。この車両の離脱を以って、広島更新色も終焉を迎えました。このことで、EF65の更新色は完全に消滅し、国鉄特急色のみとなりました。今回はそんなEF65更新色の誕生の経緯、そして衰退した理由について、記事にしていきたいと思います。  


この塗装誕生の経緯は更新工事

まず、更新色と呼ばれる塗装がなぜ誕生したのか、このことから触れていきたいと思います。この塗装が誕生した経緯については、この塗装の名前の通り、更新工事を行った車両と未更新の車両との区別をするためでした。EF65には0番台、500番台、1000番台全番台において、車両の延命のための更新工事が行われた車両が存在します。現在残っている1000番台(現在は改番され2000番台)は全ての車両が更新工事が行われた車両です。この更新工事、実施され延命した車両と、行われずにそのまま廃車になった車両が分かれており、その区別の必要がありました。そこで塗装を分けることによって簡単に見分けられるようにしたということですね。その際に、更新車両のみに施した塗装が更新塗装と言うことです。

更新色には二色更新色、三色更新色の二塗装が存在します。もともと三色更新色のみが存在していましたが、のちに二色更新色も誕生しました。三色更新色は水色、白に加え、屋根付近に薄い水色の塗分けが行われていたものの、二色更新色は、水色と白の二色のみとなっています。のちに二色更新色への塗装変更が進み、三色更新色は2011年に消滅しました。二色更新色と三色更新色、この辺りのバリエーションがありました。

0,500番台に関しては二色更新色と三色更新色の違いなどがありましたが、1000番台以降は、大宮で更新された車両と広島で更新された車両では前面扉の色が異なってきます。それぞれ大宮更新色、広島更新色と呼ばれています。
まずは大宮更新色

更新色と言われて多くの人が思い浮かべるのがこの塗装だと思われます。
こちらが大宮更新色です。大宮更新色には先述の通り、二色と三色が存在していましたが、2011年に三色が消滅しています。  



そしていわゆる「カラシ塗装」と呼ばれるのが、広島更新色です。

こちらが広島更新色。広島総合車両所で更新改造が行われた車両がこの塗装を纏っていました。二色更新色(なお水色は広島特有の薄い水色)をベースに、前面扉もクリーム色の塗装になっています。
この塗装は広島で更新された車両が纏っていましたが、のちに廃車や大宮更新色への変更が進み、最終的に2127号機のみになりました。
このように、0番台、500番台では色味の違いのみだった広島・大宮の差は、1000番台では前面扉の色の違いに差が拡大することになります。この他、1000番台でも明るい広島の水色にも関わらず、前面扉がクリームではない号機も存在していました。(1089号機)このように更新色はかなり形態差があったように思えます。

先日の大宮公開のポスターで掲示された2093の広島更新色時代の塗装。

そんな更新色、2016年ごろから更新車についても塗装が国鉄特急色に戻っていくことになります。その理由が、未更新車の消滅です。2016年3月、最後の未更新車であったEF65 2119が運用を離脱。そのことに伴い、全車両が更新車となりました。そうなると、これまでのように未更新車と更新車を塗装で区別する必要がなくなるわけです。そこで、2016年4月の2139号機を皮切りに、順次塗装を国鉄特急色に戻していくこととなったわけです。


2139号機

そのため、近年に検査を通った車両は国鉄特急色に復刻されることとなり、更新色は消えていったわけです。そして今月になり、ついに更新色を纏った車両の検査期限が全車両切れ、更新色は消滅したと、更新色の物語はこのように向かったわけです。

見慣れた塗装であった更新色の終焉ということで、非常に寂しく感じます。EF65の更新色なんて、武蔵野線にでも行けばしょっちゅう見れましたからね。205系を撮っていたころによく撮ったのが懐かしいなと思います。
更新色の消滅により、EF65の全廃にまた一歩近づいたのかなと、そう思います。残る車両は国鉄特急色のみですが、多くの車両が走っているうちに記録したいものですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!