てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

E235系は「長寿の山手線」になることが出来るのか【ワンマン・ATACS改造スタート】

こんにちは!
今回は山手線に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、東京総合車両センターの2023年度の業務内容が発表されました。その中には、E231系1000番台の機器更新、E233系0番台のグリーン車対応改造、E233系1000番台のワンマン・ATACS改造など様々な内容が記載されていましたが、その中にE235系山手線のワンマン・ATACS改造の記載もありました。
nordot.app
共同通信などでも報道されていた通り、2030年ごろまでにワンマン運転を、30年以降には自動運転をスタートさせる方針が明らかになっている山手線。来年度からはついに本格的なワンマン・ATACS改造が始まることになります。この改造が2030年以降に向け、長期的な計画であることから、E235系の長期使用はほぼ確実になったも同然です。2030年以降もE235系JR東日本の顔として活躍していくのでしょうか。



そんな状況ですが、実は最近の山手線の車両たちは、置き換えスパンが短く、20年程度活躍した後に他線に転属するのが通例となっていました。直近30年に活躍した205系E231系の活躍期間をまとめてみると、205系が20年(1985~2005)、E231系が18年(2002~2020)となっています。ちなみに103系は少し長めの25年(1963~1988)です。205系E231系も活躍した後は武蔵野線総武線などに転属し、現在でも両形式とも元山手線の車両が国内外で活躍しています。
E235系に関してはデビューが2015年なので、デビューから8年で改造がスタートすることとなり、ワンマンや自動運転の目安となる2030年には15年程度となります。そのころから新システムを使い始めるという事で、おそらくそれ以降も長期使用を見越しているのではないかと思いますので、20年以上は活躍するのではないかと思いますね。そして、103系の25年を超すのか、この辺りが注目だと思いますが、JR東日本の新しい方針(同一路線で長く使用する方針)が分かっていますので、この方針に則ると、30~40年は山手線で活躍するのではないかと考えていますが、どうなるのでしょうか。少なくとも、ワンマン化・ATACSなど、費用のかかる改造を時間をかけて行うわけですので、長期使用を見越しているのは間違いないと思います。これまでは、JR東日本の顔となる山手線ですので「会社の顔は常に最新型」のイメージが強く、実際にその通り頻繁に顔を変えていた山手線ですが、そういったことはせずに、山手線においても長期使用が見込まれていることを考えると、時代が変わったなと感じますね。同一路線方針が示された時に、さすがに山手線は顔を変えるのではないかと思っていましたが、どうやらそんなことは無さそうな雰囲気で、その点は意外だと感じました。
長期使用ということになると、E231系4600番台から編入されたE235系4600番台はもっと長寿の車両ということになりますね。2010年から山手線で活躍しており、新造された車両と、元E231系の4600番台との年の差は最大で10年程度ということになりますので、仮にE235系が山手線で使い倒されるということになれば、相当長く活躍することになります。4600番台こそがJR東日本ではかなりの長寿車両になる可能性を秘めた車両と言えそうです。
E235系がどのぐらい活躍するのか、楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!