てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【引退したのに復活!?】651系を常磐線特急に返り咲かせた伝説のフレッシュひたち4,61号




こんにちは!
さて本日は鉄道過去話でもしたいと思います。タイトルの通り、常磐線特急651系についてのお話です。
現在は651系というとすっかり高崎線特急というイメージが定着してしまい、「タキシードボディのすごいやつ」にオレンジの帯が入った651系しか見ることができなくなってしまいました。しかし、651系高崎線特急になる前は、ずっと常磐線でスーパーひたち号として活躍していました。私の世代だと651系といえば『スーパーひたち』の印象が強いのですが、現在は651系常磐線特急どころか列車名称まで消滅してしまいましたね…。
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そのような形で常磐線特急として活躍していた651系ですが、スーパーひたちからの撤退は2013年春のダイヤ改正でした。当時、相方的存在だったE653系フレッシュひたちと共に、常磐線特急の道を後継のE657系に譲り、スーパーひたちの651系フレッシュひたちE653系は姿を消しました。(一部、運用の都合でフレッシュひたち651系も存在していましたが、ごくわずかです。)その後、E653系は新潟や秋田地区の特急車両に転用、651系高崎線特急に転用改造されながらも、651系のうち余る編成や改造待ちの編成についてはひたちの定期運用には入らないものの、引き続き勝田車両センター(常磐線特急の所属基地)に所属し続けていました。
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フレッシュひたちE653系
ここでいったん651系を置き換えたE657系に目を向けてみます。2013年春からは常磐線特急は全車E657系での運転となったのですが、更なる常磐線特急改革の一環として、座席指定サービスを開始することが決定し、それに伴いE657系に座席ランプを取り付けることになりました。現在は座席上に空席ランプがついているのはJR東日本のスタンダードとなりつつありますが、当時はそのような設備はまだ無く、E657系ではじめてこの設備が取り付けられようとしていました。しかし、E657系は新造からこの設備がついていたわけではなく、ランプを取り付けるには改造が必要でした。この改造を行う際に、問題が発生します。予備車が足りないということです。常磐線特急の営業は続けながらも、改造は行われなければいけない…このような状況でどうするのか…ここで目をつけられたのが、高崎線特急に転用予定がなく、勝田車両センターに引き続き配備されていた651系でした。この車両たちは定期運用はなく、基本的に繁忙期や団体列車でしか使用しません。そのうえ、常磐線特急として活躍していた経歴がある、そのことが評価され651系は2013年の秋より、E657系の改造予備として常磐線特急に復帰することになりました!
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しかし、ここで気を付けなければならないのは、復帰したのはスーパーひたちではなく、フレッシュひたちだということ。そう、現役時代のメイン運用だったスーパーひたちではなくフレッシュひたちに充当されたのです(笑)この常磐線特急復帰の話題は当時のYahooブログや鉄道コムも相当盛り上がっていたような記憶があります。
充当運用は、朝早くに走る勝田始発のフレッシュひたち4号と、夜に上野を出発するフレッシュひたち61号の固定運用です。運行頻度も一日一往復のみと決して高くはありませんでした。それでも、一度引退した常磐線特急が再び返り咲くという面白い展開は凄く印象的なものでした。
そんな651系によるフレッシュひたち4、61号は2013年秋から始まり、2015年のダイヤ改正までおよそ1年半活躍しました。この2015年ダイヤ改正というのは、上野東京ラインが開業し、常磐線特急も品川まで足を延ばすようになった改正です。さらにこの改正からスーパーひたち、フレッシュひたちという列車名称がなくなり、ひたちとときわの2種類となってしまうという、常磐線特急にとっては歴史的な改正となりました。本当は2013年の春には現役を退いているはずだった651系常磐線変革の年までフレッシュひたちとして活躍することができ、歴史的な改正内容の一つの要素になったというのは凄くよかったのではないかと思います。なぜならスーパーひたちというのは651系のために作られた列車名称であり、その最後を651系のフィナーレと共に飾ることが出来たのは大変意味があることだと思うからです。常磐線変革と共に常磐線の定期運用を退くというまさしく常磐線の主人公らしい勇退の仕方だったのではないかと思います。
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ちなみにこの後651系は引き続き勝田車両センターに所属し、臨時・波動用、また付属編成に関しては常磐線の普通電車としても晩年は活躍しました。その活躍を終えたのち、2020年までに勝田車両センターから651系は姿を消しまいした。現在では波動用の役割はE653系が担っています。
今回はここまでです。なにかと復活が多い常磐線らしい651系特急の復活劇をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?もう7年も前のことになるのに驚きを隠せませんが、たまには過去の出来事を振り返るのもわるくないなと思います。現在でも高崎線系統で651系が活躍していますので、引き続きその活躍を見ていきたいと思いますし、長く活躍してくれたらうれしいなと思います。



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最後までご覧いただきありがとうございました!
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