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651系 OM205編成が大宮総合車両センターへ!何の為の入場?


こんにちは!
本日、651系1000番台OM205編成が大宮総合車両センターに入場しました。
午前中に入場した後に、編成を3両と4両に分割。午後は構内の入れ替え作業などが行われていました。
午後の構内入れ替えの結果、4~7号車は11番線からも見える留置線に移動し、現在はホームから見える位置での留置となっています。


入れ替えの様子
 

入れ替えの後の様子

また、1~3号車に関しては、未だに入場線に留置されたままとなっており、本日入場したハエ54編成と一緒に並んで留置されている様子が見えました。



入場線に留置されている様子
入場線に置いたままにはしないはずなので、近いうちに1~3号車も入れ替えがあると思われます。

651系といえば、3/17をもって定期運用が終了した車両です。果たして何のために大宮総合車両センターに入場したのでしょうか。今回は4~7号車が留置されている場所に、近年ではどんな車両が留置されたのかを参考に考えてみたいと思います。



それでは、近年11番線から見える位置に留置された車両の前例と、その後を書いていきたいと思います。近年、この場所に留置されたのは3編成存在します。
185系 C5編成 2021年4/12~
②209系 ハエ71編成 2022年2/1~
185系 C2編成 2022年6/7~
この3編成の前例があります。この車両たち、その後どうなったのでしょうか。


185系C2編成が留置された際の様子

まず、C5編成に関しては、半年以上の留置の末、2021年の年末に大宮総合車両センター内で解体されました。大宮総合車両センター内で現役車両の解体が行われるのはとても異例なこととなっており、非常に注目を浴びた事例でした。なぜ、この編成が異例の対応で大宮で解体されたのかと言えば、カットモデルを作るためでした。実は、C5編成の先頭車はカットモデルとなり、一部が現在も大宮で保管されています。カットモデルを作るために、大宮に入場し、不要となった残りの車両についてはセンター内で解体されたと、こういった対応となりました。


C5編成のカットモデル

その他、ハエ71編成とC2編成に関しては、どちらもしばらく留置された後、郡山総合車両センターへ解体のため配給されました。この2編成に関しては、いわゆる疎開留置ということですね。実は大宮に、川越や東大宮所属の車両が疎開するのにはメリットがあり、郡山へ輸送される際、方向転換の回送をしなくてよいというメリットがあります。川越や東大宮車両基地から郡山へ輸送する場合、配線の都合上、直接郡山へ向かうことはできず、田端操車場や武蔵野線などを経由して方向転換を行った上で、郡山に輸送しなければならないのですね。しかし大宮まで自走で入場すれば、大宮から直接郡山へ入場できるため、方向転換の必要がなくなります。郡山に輸送する列車が大宮に疎開するメリットにはこういったことがあげられます。過去2編成はどちらも方向転換を行うことなく郡山へ入場できていますので、輸送が楽になったと、そのように判断して良いと思います。
こういった前例を踏まえると、今回の651系の入場は以下の二つの可能性が高いのではないかと思います。
①大宮で解体を行うための入場(この場合、カットモデルの作成などの可能性もあり)
②解体場へ輸送されるまでの疎開留置
この二つの可能性ですね。大宮にメンテナンスのために入場する場合、この場所に留置されることは滅多にありませんので、おそらく今回の651系も建物内に入らなかったということは、解体までの一時留置の可能性が高いと思われます。今後1~3号車がどこに留置されるのか、またどういった動きになるのか注目だと思います。
入れ替えの様子の動画もぜひご覧ください。
651系OM205編成 大宮総合車両センターへ入場!構内入れ替えの様子(2023.3.20) - YouTubeyoutu.be
最後までご覧いただきありがとうございました!