てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

【鉄道旅の戯言#2】南武支線・鶴見線沿線(浜川崎ー昭和)

こんにちは!

鉄道旅の戯言シリーズ2記事め。
今回は東京から違いローカル線、南武支線&鶴見線の戯言になります。

~南部支線~
武蔵野線で府中本町へ、南武線で尻手まできた私は尻手駅から南武支線に乗車することにした。実は南武支線は初乗車。以前から興味はあったのですが、機会に恵まれず乗ることはない路線だった。

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逆光のなか南武支線用の車両がやってきたので一枚。南武支線で使われているのは205系1100番台。昔は京浜東北線であの有名なハエ28と共に走っていた経験もあるこの車両はモハ車を先頭化改造した205系だ。
私が今回南武支線を訪れた理由はやはり一番は205系が走っているということだ。いくら改造がされた車両とはいえ205系。いつ置き換えられてもおかしくはない。置き換えられる前にゆっくりと記録をしておきたいと思い今回乗車することにした。

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車内に入るとびっくりした。
まるで車内が新系列電子のようなのだ。つり革は黒色(E531系以降の車両に採用されている新しいもの)、モケットも音符が描かれた綺麗なもの、さらに床もかなり綺麗であった。非常にきれいにされている205系を見ることができて一安心。これからもしばらくの間は活躍してくれそうだと感じた。

私は即座に先頭のすぐ後ろの窓で前面展望を眺めることに。南武支線は貨物線を走るので非常に面白いのだ。ちなみにこの時は私以外にも鉄道ファンの方が乗車されていて、引退発表も行われていないにも関わらずあつまるなんて205系も愛されているなぁと感じたものだ。私のとなりにも鉄道ファンの方が前面展望を撮影、私も撮影しながら列車は発車。10分も満たない支線の旅が始まった。
列車は尻手を出発するとすぐに南武本線と離合。完全に別れるのだが、すぐに貨物線と合流。これは東海道貨物線の線路だ。これから先は東海道貨物線を走ることとなる。
それからしばらくすると、終点の浜川崎に到着。2両かつ支線ということで本当にあっという間に旅は終わる。

浜川崎駅は貨物駅でもあり、貨物列車も多く通過する。

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(パソコンの直撮りで申し訳ない)

そんな貨物駅を横目に見ながら、私は浜川崎駅から歩いて鶴見線昭和駅まで向かうことにした。

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途中はこんな感じだ。もちろん初めての街なのでGoogle マップをフル活用しながら約30分歩いた。

街の雰囲気は完全に古びた工場の街。町全体が工場に、しかも昭和の古びた工場に支配されたよう。歩く人々も工場作業服を着た方ばかり。本当に不思議な空間だった。
でも、古びた街並みが神奈川県にまだ残っているのだとなんだかとても嬉しかった。古い町なのだけど、工場の方々がたくさんの作業をしていて、トラックで資材を運び、活気のある工場。古いから廃墟…という訳ではない。ちゃんと人の営みが行われているこだ。それもそのはず、だって鶴見線が走っているのは関東最大級の工業地帯、京浜工業地帯のど真ん中なのだから。そんな町を私はいま歩いているのだ。

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古びた工場の間をすり抜ける鶴見線
これも人の営み、ここで人が生活をしている証しだ。

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確かに動いている、生きている町なのだ…だが…

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錆びたレール…これは…

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そう、廃線となった線路だ。
東亜石油京浜製油所へ向けて延びていた線路、東亜石油専用線
2011年9月を最後に列車は走っていない。工場は閉鎖されたのだ。
生きているのだけど、死んでいる…。
人の営みはあるのだけど、ない…。
そんな少し不思議でもある街並み。

京浜工業地帯は生きている…だけどもう他の工業地帯にぬかされている。
関東トップの工業地帯といったが、生産量は既に関東内陸の方が上。徐々に衰退しているのだ。
鶴見線沿線にはたくさんの廃線跡がある。全て貨物線だ。かつては今よりももっと栄えていたのだ。

生きているように見えて、ちょっとずつ…。だけどそれぐらいがいいのかもしれない。私がみた鶴見線沿線はのんびりしていて、とても味がある雰囲気。もちろん工場のなかでは忙しく働いてくださっているでろう。京浜工業地帯は出荷額は落ちているとはいえ、まだまだ日本5位の地帯。素晴らしい地帯だ。それにまだまだこれからも産業は続いていくであろう。これからも応援したいものだ。

ことばで言い表すのは難しい。でも実際にそこにいけば何かを感じるだろう。都心からも大して時間はかからない。ぜひ訪れてほしいものだ。

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昭和駅に到着。
この駅から私は鶴見線に乗って、鶴見まで向かう…

最後までご覧いただきありがとうございました!