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【アニポケ】サンムーン 108話「カプ・レヒレの霧の中で」全体感想

アローラ♪

感想記事もとても久しぶりな気がしますが、今週は書きます!

サン&ムーン 108話「カプ・レヒレの霧の中で」

脚本:松井亜弥
絵コンテ・演出:傳沙織
作画監督:山崎玲愛,香月麻衣子

ムーランドニャヒート、マオとマオママ、ハプウとおじい…。それぞれが思うままに接していた素晴らしい回でしたね。

今回は書き方を従来とは違うように書いてみます。ハプウとおじい、ムーランドニャヒート、マオとマオママのそれぞれみっつに分けて感想を書いていきます。

ハプウとおじい】
基本的には島クイーンと認めたという結果報告だけではありましたが、ハプウにとってはとても嬉しいことであったと思います。おじいを見たとたんに明るくなった様子を見ても分かりますよね。それに島クイーン任命という節目をおじいに祝ってもらったということは絶対に忘れない筈です。
昔の思い出話等ゆっくり話す様子はありませんでしたが、これがハプウらしいといえばハプウらしいかもしれませんね。

そしてなんといっても島クイーン認定おめでとう!ということですね。
やはり今まで認めなかったのは仲間のことでしたね。
以前に書いたとおり、カプレヒレハプウに足りないものは仲間を思う気持ちだと考えていたようです。以前、私は社交性と書きましたね。
ハプウが仲間を思って放ったラスターカノン。これこそがレヒレの心を揺れ動かした」と言っていましたが、今までのハプウにはここまで仲間や友達を意識したことはなかったでしょう。それを自然とハプウ意識させたサトシたちはやっぱり凄いなぁと思ってしまいました。クラスメートの明るさや楽しさがハプウの心に響くものがあったのでしょう。これからも仲間を思う気持ちを忘れずに島クイーンを頑張ってほしいですね!

ムーランドニャヒート
21話以来、実に87話振りに再開した二人でしたが、共に住んでいたときのようで彼ららしくとてもよかったです。
特に特別なことを二人はしたわけではなく、一緒に特訓するという日常だったことをもう一度やったところはニャヒートのバトルへの意識や、ムーランドの強くなって欲しいという思いが充分に伝わってきたものです。
ニャヒートが何かを感じて一生懸命探している姿。これは本当にムーランドのことが好きなのだと改めて実感させてくれました。
まだ姿の見えない相手を気配で感じ取り、いると信じて探し回ることって本当に心が繋がっていないとできないことでしょう。長い月日がたっても二人の絆は変わっていないのだということは、二人の物語を見ていた身としては非常に嬉しかったです。
それにムーランドに撫でてもらったり、顔を合わせたりしているときのニャヒートの姿はこれまでで一番かわいかったですし、ニャビーに似ていました。これはニャビーの声優さんがおっしゃっていたのですが、声も相当ニャビーに似せたようです。進化以降、ちょっと怖いイメージとなったニャヒートの可愛らしい姿を見ることができて大満足です!

そして、ムーランドが一生懸命教えていたものの、生きている間に完全させることのできなかった「ほのおのキバ」や、死後に習得した「ニトロチャージ」を見せることができたこと。そしてなにより進化した姿をムーランドに見せられたらことが本当に嬉しかったと思います。
とくに「ほのおのキバ」は二人の思い出の技ですから、完成した姿を見せることができたのは特段嬉かったでしょうし、ムーランドも安心したと思います。
強さを認めた上でまた二人で習得した「だいもんじ」。これはこの話の中で一番嬉しかったです。
XYの時もそうでしたが、だいもんじって思い出の技になる傾向が強いですねw
しかもその特訓風景が、木に炎を当てるというまさしく昔のスタイルそのものだったことも野生ポケモンに戻ったかのようで嬉しかったです。
更に末期に比べて体がよくなり、とことん特訓に付き合うムーランドの姿をみたら安らかになってくれたのだなぁと安心しました。倒れたときの姿と全然違いましたからね。
何はともあれ二人で習得した思い出の技「だいもんじ」。これを使ってこれからもどんどん強くなっていってほしいですね!

【マオとマオママ】
ごめんねよりもありがとう。このことは心に強く残りました。
そうですよね。ごめんねというマイナスな言葉で自分のことを苦しめるよりもありがとうといって相手のことをいたわったほうがよっぽどよいに決まっていますよね!
この二人を見たらそう思いました。
マオの後悔は自然とお母さんに会いたくないという気持ちに代わってしまっていたのですが、それを乗り越えお互いに感謝しあう関係を見ると家族の暖かさを感じるました。お母さんが言ったことも、マオがいったことも全部普段の日常の中でのありがとうでしたよね。特別なことではありませんでした。でも、その日常が特別なのだということは改めて感じたところです。
アローラ組のなかでもしっかり者のマオですが、だからこそみんなに迷惑はかけられないという思いで明るく振る舞っていたこともあったのでしょう。(もちろんそうでないこともあった筈ですが。)
そう考えるとなんだか切ない気持ちになりますね。でも、今回こうやって会うことができたのでしっかり言いたいことは言えたし、そばにいると約束もしたのでマオは安心することができたでしょう。離れていたってすぐそばにいると言ってくれて嬉しかったでしょう。
マオとマオママの心はずっと繋がって離れないことは間違いないですね!

【全体を通した感想】
シトロイドの故障の後から、ムーランドの死、メテノについて、映画ではレントラーの死、そして今回とアニポケでも「死」を扱うことが多くなったような気がします。これって命の大切さについて今一度考えてほしいというアニポケ側の一種のメッセージのような気がします。
自殺や殺人などが多い今だからこそアニポケを通して子供たちに「命ってこんなにはかなく、美しいものなのだよ。」と伝えたいのでしょう。
アニポケで「生と死」についてここまで美しいものを見せられるとこの生活を大切に生きていかないといけないと自然と思っていまします。この人生を大切に生きていきたいと思います。

そしてもう一つ、サンムーンの制作者の皆様のポケモン愛が本当によく伝わってくる話だったと思います。冨安監督がニャヒートにちゃんとしたお別れをさせてあげたかったとおっしゃっていたようです。それぞれの登場人物やポケモンに愛があるからこそサンムーンはこんなにたくさんのおもしろい話があるというこのですよね!製作者の方々がみんなファンなのですよ!ファンだったらという目線で書いてくださっているので一話一話の日常回もとても面白いですし、繋がりもあります。
XY&Z→サンムーンのときに一度はアニポケ試聴を止めることも考えるほど熱が冷めた時期もありましたが、ここまでずっとサンムーンという作品を見続けてきてよかったなぁと思います。

後一つだけちょっと書きますが、リーリエ&グラジオの父の話ですが、生きている説が浮上しましたね。今後どのようになっていくのかは想像しがたいですが、父親に会える日がくることも楽しみですね!

今回はここまでとなります。
最期までご覧いただきありがとうございました!