てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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東急3020系はなぜ相鉄入線禁止措置が取られているのかを考える

こんにちは!
今回は東急目黒線の3020系に関する記事です。最近、ツイッターなどで東急目黒線の最新鋭の車両である、3020系に相鉄に入線禁止措置が取られていることが話題となっています。3020系は相鉄直通に伴う運用増加、および無線取り付けや3000系,5080系の増結の際の予備車両として製造されており、また東急側の直通関連のイベントの顔として使われている車両であったため、相鉄直通もするものと思われていました。しかし、相鉄直通直前になり、「相鉄入線禁止」といったテプラが貼られているなど、相鉄の防護無線が設置されておらず、相鉄への直通が出来ないようになっています。なぜ3020系は相鉄入線の禁止措置が取られているのでしょうか。今回はそのことについて考えたいと思います。


3020系


3020系が入線できない現状では、運用がカツカツ

まず、相鉄直通の運用数から考えてみたいと思います。ダイヤ改正後の東急車の運用がある程度わかってきており、目黒線系統の東急車の運用は、23運用となるようです。そのうち、相鉄に入る運用は22運用となり、東急線内までの運用はわずか1運用となります。現在、相鉄に入ることが出来る3000系及び5080系は23編成となっており、相鉄直通は1予備で回すこととなり、予備がカツカツの状況となっています。更に、3020系は現状では、一日に1運用しか充当することが出来なくなり、必ず2本は車庫で寝ていることになります。こういった状況は非常に非効率であることが分かると思います。そのため、今回の入線禁止措置はあくまでも暫定的なものであり、近いうちに防護無線を取り付けて、相鉄に入線する可能性は十分にあると、そう考えています。そもそも3020系は相鉄直通の準備工事は既に行っている状況あり、後は無線などの本設置を済ませれば相鉄に入線することが出来ます。相鉄直通の準備工事が既に行われているという事は、やはり将来的には相鉄に乗り入れる可能性が高いと思われます。
それでは、なぜ3020系の取り付け工事が後回しにされているのでしょうか。その理由については、東急東横線用車両の工事がまだ完了していないことが影響しているのではないかと思われます。東横線用車両の5050系2編成は、いまだに相鉄の防護無線を設置できていない状況にあります。つまり、東横線用車両の工事を先に終わらせてしまうために、3020系の工事は後回しにされているのではないかということですね。目黒線系統の車両は予備はカツカツではありますが、一応運用を回すことが出来る本数はそろっています。更に3020系もあとは無線取り付けを行うのみで、工事もそう長くはかからないでしょう。5050系の改造が完了するまでは、目黒線系統は1予備で回し、完了次第運用に余裕を持たせると、そういった計画である可能性があるのではないでしょうか。
3020系はROM更新で相鉄の幕を搭載していることも明らかになっており、やはり将来的には相鉄直通に対応する可能性は高いと思います。もう少し気長に待てば、3020系が相鉄に入る姿を見ることができるかもしれませんね。
※本日、3123Fが相鉄防護無線取り付けのため、長津田に向かったようです。やはり、相鉄工事はタイミングの都合で行われていなかっただけで、今後取り付けられるようですね。しかし、5050系の取り付け後というタイミングではありませんでした。
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