てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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秋田港 24系 残された道は解体のみ?

こんにちは!
今回は秋田港に留置されている24系に関する記事です。

↑秋田港に留置されている24系

秋田臨海鉄道の跡地に現在、24系客車が27両留置されています。あけぼのとして活躍していた車両たちで、元々はコンゴ民主共和国に輸出される予定だったものの、その計画が中止となり、2015年からおよそ7年間、秋田港に置かれています。現在の場所に移ってからも3年が経過しようとしています。
そんな中、留置場所の秋田臨海鉄道の解散期限が迫っています。解散と同時にもともと線路が敷かれていた土地は更地にし、秋田県に返還しなければなりません。更地にする際、この24系や同じ場所に留置されているDE10、コキなどの存在が邪魔となることからその処遇が注目されていました。

そんな中、今年の8月には差し押さえの公示書が掲出されているのが確認されました。現在では公示書に示された期限が過ぎ、強制執行がなされており、処分を待つだけの状態となっています。
そんな中で、この車両たちには唯一希望がありました。というのは、この車両を保存しようとする企業が立ち上がっていたことでした。しかし、交渉など様々な努力をされたようですが、保存を断念したことが発表されました。やはり行政の壁が厚かったのでしょうか。
このような状況となった以上、処分を待つのみということです。強制執行=解体となる可能性が高く、この車両たちの先も長くはないのではないかと思います。既に足場が組まれているという目撃情報や、ショベルカーが準備されているという情報もあり、解体も近いのかもしれません。




本来ならばコンゴで活躍しているはずであったこの車両たち、長期間の留置の末に解体の可能性が浮上しているのはなんとも無念なことです。海外譲渡に関しては、相手国の情勢が変わると、日本との契約もキャンセルされることがしばしばあります。同じく海外輸出の予定だったもののキャンセルされた車両として、JR東海のキハ40・11があげられます。こちらはミャンマーに譲渡拒否されたようで、名古屋にはキハ40やキハ11が2016年から現在まで留置されたままになっています。車両の再活用先として、注目が集まっている海外輸出ですが、やはりその難しさを実感するばかりです。
最後までご覧いただきありがとうございました!