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811系リニューアル車の番台区分が複雑すぎてわけわからない


こんにちは!
JR九州の811系は今年度、3編成のリニューアルが決まったようですね。昨年度、1編成もリニューアルされなかったので、少し心配でしたが、無事再開されるようで良かったです。
そんなわけで、811系のリニューアル再開が決まったわけですが、811系のリニューアル車、番台が多すぎて、いつも頭の中がぐちゃぐちゃになるんですよ。今回は複雑すぎる番台区分を少しでも分かりやすくするための整理記事としたいと思います。

811系の番台区分

まず、現在の811系の番台区分です。現在、811系は0番台、100番台、1500番台、2000番台、2100番台、7600番台、8100番台の7番台に分かれています。よく、ここまで細かく分けたな…と思うくらい、混乱します(笑)その中で、0番台と100番台は未更新車の番台なので、今回は省き、1500番台以降からそれぞれの特徴と編成番号を書いていきたいと思います。


1500番台

3編成(PM1504、PM1511、PM1512)
1500番台は811系のリニューアル工事初期に改造された編成が名乗っています。ずべて元0番台の編成で、0番台時代の編成番号に+1500が足された番号が編成番号になっています。この編成たちは、リニューアル改造のみが行われた編成たちで、検測機器などはついていません。最初期0番台リニューアル組、これが1500番台という認識でいいと思います。

2000番台

5編成(PM2009、PM2010、PM2013、PM2014、PM2017)
2000番台は2019年以降に改造され、なおかつ検測機器を載せていない元0番台の車両たちが名乗っています。0番台時代の編成番号にこちらは+2000を足された数字が編成番号です。1500番台との違いは、改造時期以外には、フリースペースが全車両についていることです。18年以前の改造車は1車両しかついていないフリースペースが、19年以降の改造車には全車両つくことになりました。この区別化のために1500番台と番台を分けているのだと思われます。ちなみに、クハは1500番台と同じ更新内容なので、クハのみ1500番台となっていますが、編成全体としては2000番台です。

2100番台

1編成(PM2108)
2100番台は2000番台と全く同じですが、元車が100番台の編成が名乗っています。2000+元の編成番号となっています。リニューアル内容などは2000番台と全く変わりません。

7600番台

1編成(PM7609)
7600番台は、簡単に言えば、検測機器が搭載されている編成が名乗っている番台です。811系リニューアル車は一部編成に検測機器を載せています。その編成が名乗っているのがこの番台です。しかし、同じ編成内でも中間車は検測機器を載せていません。そのため、検測機器を載せていない中間車は1600番台を名乗っており、7600番台を名乗っているのは先頭車のみです。先頭車と中間車で番台が異なります。附番の法則は1500番台に+6000をして7500、そしてこの編成は元車が100番台なので、7500に+元の編成番号が足され、このような中途半端な数字の番台が誕生しました。ちなみに中間車の1600番台は1500にそのまま元の編成番号が足された数字になっています。リニューアル工事の内容は1500番台ベースです。

8100番台

1編成(PM8105)
8100番台も検測機器が搭載されている編成が名乗っています。前述の7600番台との違いは、リニューアル工事が1500番台ベースで行われているか、2000番台ベースで行われているかです。この編成は、1両を除き、2000番台ベースで行われているので、2000番台に+6000をして8000番台、そしてこの編成も元は100番台なので、そのまま元の編成の番号が足され、8100番台となりました。こちらも検測機器が搭載されていないモハは2100番台を名乗っているほか、この編成も2000番台と同様に、クハのみ1500番台ベースの改造が行われ、そこに検測機器が搭載されましたので、クハのみ7600番台を名乗っています。また、サハは元の編成時代に200番台を名乗っていたので、そのまま8000番台に+200が足され、8200番台となっています。編成番号としては、8100番台ですが、各車両ごとに見ると、2100、7600、8100、8200番台と4つの番台が一つの編成に組み込まれていることになります。全車両番台が異なっているのです。
(参考に編成表)
クハ811‐7605 サハ811‐8201 モハ811‐2105 クモハ811‐8105

ちなみに検測機器が搭載された2編成は「RED EYE」という愛称がついています。



簡単に付番の法則をまとめてみると、
初期リニュ→1500番台
フリースペースリニュ→2000番台
フリースペースリニュ(元100番台)→2000番台+100番台=2100番台
初期リニュ検測(元100番台)→1500番台+6000+100番台=7600番台
フリースペースリニュ検測(元100番台)→2000番台+6000+100番台=8100番台
となっています。

かなり複雑(特にPM8105)な811系リニューアルですが、今後は基本的に2000番台、2100番台として改造されていくものと思いますが、2028年までリニューアルがつづきますので、その過程でまたリニューアル内容が変更されれば、新たな番台が増えるかもしれません。今後の動きに注目ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!