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栃木県にいる2種類の〇〇改造車!【栃木内の東武とJR車両の共通点】


こんにちは!
今回は、東武鉄道JR東日本のとある改造車に関するお話です。
皆さんはおそらくサムネとタイトルを見て、この記事をご覧いただいているのだと思いますが、ビビッと来た方はいらっしゃいますか?おそらく、気が付いている方もいらっしゃると思いますが、サムネの205系「いろは」と東武鉄道24000型にはどちらもドア埋め込み改造が行われているという共通点があります!

205系いろはのドア埋め込み跡

↑24030型のドア埋め込み跡
このようにもともとはドアがあった場所を通常の車体と変わらないように埋め込んであります。このような改造がこの2形式にはどちらにも施してあるのです。
このドア埋め込み工事は、近年では、行われる車両が少なくなっており、近年の改造例は、209系B.B.B.BASE、205系いろは、223系Aシート改造車、東武20400型系列ぐらいにしか行われていません。かつれ、鋼体の車両の時代には、ドア埋めや、逆にドアの増設などが行われることもそれなりにありました。しかし、近年のステンレス車両の場合、そのような改造が行われることはとても珍しくなっています。そんな中、近年ドアの埋め込み工事が行われたうちの2形式が栃木に集まっています。
それでは、それぞれどのような経緯でドア埋め改造が行われたのかを書いていきたいと思います。


205系いろは Y3編成


205系いろはは、もともと4扉だった205系を2扉に改造しています。日光線で活躍していた205系はすべて4ドア車でしたし、この車輛も2018年までは4扉で日光線で活躍していました。しかし、2018年春に、栃木デスティネーションが行われた際、205系1編成を観光列車に改造することが発表されました。その際に生まれたのが、この205系「いろは」です。

↑車内
車内はこのようにボックスシートが並んでおり、観光列車に綺麗に改造されました。この観光列車化する際に、2ドア改造が行われたと、そういった経緯でこの車両はドア埋め改造が行われました。ちなみに、この車両は2022年ダイヤ改正をもって、定期運行を終了し、現在は小山車両センターに留置されています。今後、譲渡などがあるとうれしいですね。


20400型系列


20400型系列は、20410型、20420型、20430型、20440型の4形式に分かれており、そのうち、20430と20440の2形式にドア埋め込み改造が行われています。この車両は、東武宇都宮線で活躍していた8000系や、日光線などで活躍していた6050型などを置き換えるために、2018年から活躍しています。もともとは日比谷線直通用で活躍していた20000型系列を改造した車両です。

↑20000型
この種車の20000型系列も、20000型、20050型、20070型の3系列に分かれており、そのうちの20050型がもともと5ドア車を組み込んだ編成でした。日比谷線ではラッシュ対策で5ドア車が有効的に使われていたのですが、栃木ローカルに転属するとなると、5つも扉は必要ないけわけです。そういった理由で、この3形式のうち、種車が20050型の車両には5ドアを3ドアに減らす改造が行われました。こういった理由で、東武20400型系列のドア埋め込み改造が行われています。
ちなみに、20430型は、両端のクハがもと20050型なので、両端のクハにドア埋め込み改造が行われています。20400型は4両編成中、一両のモハのみに元5ドア車が組み込まれているので、1両のみドア埋め込み改造車です。20400型は編成中にドアが元から3扉の車両と、元5ドア車の車両が混在しているので非常に面白いですよ。



それぞれの改造の経緯についてお話ししました。
いかがでしたでしょうか。なぜか栃木県にはドア埋め込み改造車が集まっているというお話でした。いろはに関しては引退したので、もう乗れませんが、東武の方は乗れますので、ぜひ乗ってみてください。車内から見る分にはほとんど違和感がないですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました!