てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

てつとおのブログ

主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

武蔵野線E231系&209系 編成番号の付番の法則(なぜMU23~30、40とM77~80編成が存在しない?)

こんにちは!
さて、今回は武蔵野線で活躍するE231系209系500番台の車両解説をしていきたいと思います。

E231系と209系の合計の所属数と編成番号

武蔵野線には合計で45編成のE231系と209系が所属しています。編成番号はE231系がMU1編成~MU22編成、MU31編成~MU39編成、MU41編成~MU43編成、209系がM71編成~M77編成、M81~M84編成のとなっています。
ここで謎が浮かびませんか?E231系はなぜMU23~30、40が、209系はM78~80が欠番なのか、この点です。実はこれ、京葉車両センターが何も考えずに適当に付番したわけではなく、ちゃんと法則に則って付番されているんです。その点を解説していきたいと思います。

E231系MU1~MU22編成とMU31~MU39編成、MU41~43編成の違い
さて、なぜ編成番号がバラバラなのか理由をご紹介していきます。この違いは主に、過去の所属先や製造年など、編成ごとの形態の差です。というのも、武蔵野線で活躍している車両は全編成中央総武緩行線を走っていた車両なのですが、総武線時代のうち、2000年代初頭には、E231系の所属が三鷹電車区習志野電車区の2つに分かれていました。のちに三鷹電車区(現三鷹車両センター)に集約されるのですが、武蔵野線E231系は集約される前の所属先によって編成番号が分かれています。もともと三鷹電車区に所属していたのが、MU1~MU22編成で、習志野電車区に所属していたのがMU31~MU39編成です。過去の所属先の違いにより、連結器に違いが生まれているので、番号を分けたのだと言われています。まず23~30が所属していない理由には過去の所属先の違いが影響しているわけです。それでは40番台は何かというと、2006年度に増備された新しい編成たちがMU41~MU43編成です。新しい車両のため、他の編成たちとは番号を分けているのでと思われます。まとめると、
MU1~MU22編成:元三鷹電車区所属
MU31~MU39編成:元習志野電車区所属
MU41~MU43編成:2006年度増備車
このようになっています。



209系M71~77編成とM81~M84編成の違い
続いては209系がなぜ、70番台と80番台に分かれているのかについてです。こちらはE231系よりも単純で、パンタグラフの違いです。というもの、209系500番台には菱形パンタグラフの編成とシングルアームパンタグラフの2形態があります。この違いによって番号が分かれているんです。70番台がシングルアームパンタ、80番台が菱形パンタになっています。まとめると、
M71~M77編成:シングルアームパンタグラフ
M81~84編成:菱形パンタグラフ
このようになっています。

武蔵野線の編成番号がバラバラな理由がおわかりいただけたでしょうか。E231系にしろ、209系にしろ、形態差が番号が分かれる主な理由ですね。
それでは今回はここまでにします。
最後までご覧いただきありがとうございました!