てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

セレプロとアイプラ連続視聴で感じる「ライバル」と「仲間」の違い

こんにちは!
気が付けば一か月以上ブログを放置していましたが、唐突に書きたい物が頭に思い浮かんだので記事を書いています。
さて、今期は毎週金曜日に23:00~BS11でSelection Projectが、23:30~はBS日テレでIDOLY PRIDEの再放送がそれぞれ放送されています。毎週金曜日はこの二つのアニメを連続視聴しています。両方ともアイドルアニメなのですが、セㇾプロとアイドルでは『仲間』の描かれている位置が全く異なるんですね。今回はこのことについて簡単に記事を書いていきたいと思います。
セㇾプロのメンバーは、みなアイドルオーデイションプロジェクトの二次審査に合格するために一緒に暮らす「仲間」である一方で、誰が審査に落ちるか落とされるかを競う「ライバル」という関係性でもあります。一方で、アイプラの方は星見プロのみんなは既にデビューが決まっており、今後はいかにアイドルとしての実力を磨いていくかというところが本題で、サニピと月ストというグループ間で競うことはあっても、グループのメンバー間で競い合うということはないんですね。この関係性の違いを二つのアニメを連続で見ているとものすごく感じるんですね。確かにセㇾプロのみんなもライバルである一方、仲間という認識はあるのでみんな互いにリスペクトしあい、仲がよいのも伝わってきます。しかし、事件が起こったときの接し方があからさまに冷たくなるんですね…。
今週はセㇾプロが6話、アイプラが5話の放送だったのでその中の出来事で具体例を挙げて比較します。
アイプラでの今回のメンバー間のぎぐしゃく感は、新しく加わった怜という子の焦りによるサニピのメンバー間の行き違いというのが大きな原因でした。この問題を解決するために、互いのことをまずは理解する、そして親密度を高め、悩みや焦りを打ち明けられる環境を作るということをリーダーの桜をはじめとしてサニピのみんなが実践し、この問題を解決したんですね。決して特定のメンバーを責めるなんてことはしませんでした。この解決方法の根本は同じグループのメンバーとして助け合いたいという思いがあるからこそであり、非常に安心でき、改めて仲間っていいな、一人ではダメでもグループならみんなで良いアイドルになれるんだろうな…と感じられるようなそんな話でした。一方で互いがライバルという関係のセㇾプロはどうか。今回は鈴音の水着NGが大きな行き違いの原因となりましたが、水着を見せない鈴音を責め立てるということが起こってしまったんですね。やはりみんなオーデイションに合格するための真剣勝負ですから、ちょっとでも自分が不利になる可能性があると判断すれば普段は仲がいい子でも、何かが起こったとき「疑いの目を向ける」ところから始まってしまうんですね。その結果、今のところこの問題は解決されず次回に持ち越しとなっています。もしこれが「ライバル」ではないとするならばですよ、きっと鈴音が水着にならない理由というものを言わないとしても、配慮して、少しずつ聞き取っていくという方法を取り、責め立てるなんてことは起こっていなかったと思うんですね。ここがやっぱり「仲間」と「ライバル」の違いなのかな…そんな風に感じました。
そう考えると、やはりセㇾプロのみんながおかれている環境って本当に過酷で、精神的にも相当辛いんだろうな…と感じざるを得ないわけですよ。先週までは衝突が起こってもなんとか、友情とか仲間意識で乗り切ってきました。それはやはりグループで乗り越えなければならない壁だったということであり、状況的にはアイプラのみんなと似ていたわけですよ。しかし今回からは完全な個人プレー。個人になったとたんにこのようなことが起こってしまうことを見ても、やっぱりセㇾプロって残酷な部分を描くな…と感じた次第です。でも、やはりその残酷さこそがオーディションアイドルアニメとしての面白さでもあると感じます。
こんな感じでしょうか。セㇾプロとアイプラって設定は似ていますけど、全然違うんですよね。今後の連続視聴も違いを楽しんでいきたいなと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!